みなさん、こんにちは!青いラッコです。
SDGsという言葉が世界的に注目を集める現代。
私たちにできることの1つに「プラスチックフリー生活」があります。
この記事では、
- 「プラスチックフリー」とは何か?
- 「プラスチックフリー」が注目される理由
- 「プラスチックフリー生活」の始め方
について解説しています。
「環境のため・社会のために何か行動をしたいけど何から始めたらいいか分からない・・・」
そんな方は是非この記事を参考にしてみてください。
プラスチックフリーとは?

プラスチックフリー(Plastic free)とは、直訳すると「プラスチックなし」。
つまり、プラスチックを使用しないということです。
「脱プラスチック」「ノープラ」「プラなし」と言われたりもしますね。
なので、「プラスチックフリーな生活」とは、
プラスチック製品に頼らない生活や、プラスチック製品は使わずに代替品を使用する環境に優しいライフスタイルを意味します。
2020年7月から日本でも始まった「レジ袋有料化」もプラスチックフリーに向けたアクションの1つです。
「紙ストロー」なんかも話題になりましたよね。
日本では近年広まり始めましたが、エコ先進国である欧米ではすでにスタンダードな考え方となっています。
何故プラスチックフリーが注目されているの?
ビニール袋やペットボトル、包装容器やビニール傘などなど。。
挙げだしたらキリがないほど、私たちの生活に溢れているプラスチック製品。
・「安価で、何かと便利なのにどうして使っちゃいけないの?」
・「環境に悪いとは聞くけど、イマイチよく分かってない。。」
こういう人は、たくさんいると思います。
プラスチックを使い続けることが、人間や環境に一体どんな影響を与えると考えられているのでしょうか?
ここでは代表的な2つの問題をご紹介します。
問題①海洋汚染

現在もっとも問題視されているのが、プラスチックによる海洋汚染です。
あなたは海岸や砂浜に打ち上げらている大量のプラスチックごみを見たことはありませんか?
世界では年間に推計約800万トンのプラスチックが海に流れ込んでいるそうです。
そして、このペースでいくと、30年後には海にいるすべての魚の重量よりプラスチックの重量の方が重くなると言われています。
・・・ちょっと信じがたい話ですよね。
しかも30年後ってそこまで遠い未来ではないので余計恐ろしいです!
私たちが出した大量のゴミは、知らず知らずのうちに海に流れ出てしまっています。
そしてプラスチックは自然分解されないため、ずっと海を漂い続けるのです。
こういったゴミは、そこに住んでいる海洋生物にも影響を与えていて、
クジラやウミガメ、イルカや海鳥などが、海に漂流しているビニール袋を食べてしまったり、プラスチック製の袋や網に絡まって怪我をしたり、死んでしまうといった事例が数多く報告されています。
さらに懸念されているのがマイクロプラスチック問題です。
マイクロプラスチックとは、プラスチックごみが波や紫外線などを浴びて小さな破片になったもの。
回収することが困難な上に、魚や貝などがエサと間違えて食べてしまいます。
私たち人間はそういった魚や貝を食べているので、廻りまわって私たちの体内にも蓄積されていくことになります。
問題②石油問題
プラスチックの原料は石油です。
皆さんもご存知の通り、石油はプラスチック以外にもガソリンや軽油、灯油など、様々な用途で世界中で使われています。
しかし、石油は有限な資源。このままのペースで大量消費を続ければいずれ無くなってしまいます。
また、石油を原料としているため、燃やしたりして処分する際には、地球温暖化の原因の1つである二酸化炭素(CO2)や大気を汚染する気体が発生してしまいます。
このように、石油由来の製品であるプラスチックの使用は、資源の大量消費や地球温暖化などの問題にも結びついてしまうのです。
今すぐ始められるプラスチックフリー生活
プラスチック製品で溢れている私たちの生活。
それをいきなりゼロにするなんて正直無理だし、しなくてオッケー。
小さなことでもいいので、自分に出来ることから、少しづつ挑戦していくことが大切です。
そこでおすすめしたいのが、プラスチック製品の代替品を利用すること。
ここからは、これからプラスチックフリー生活を始める人にも取り入れやすい脱プラ製品をいくつかご紹介します。
代替品①エコバック
レジ袋の代わりにエコバッグ。
これはもう当たり前になってきていますね。
素材は、オーガニックコットンやコンポスト可能な素材だとなお良し。
でも何より繰り返し使うことが大切ですよ。お気に入りのエコバッグを見つけて下さい♪
エコバッグはもう使っているって人は、小分け用ビニール袋の代わりになる「プロデュースバッグ」も取り入れて見ましょう!お買い物の際に出るプラスチックごみをさらに減らせますよ。

プロデュースバッグについては、こちらの記事でさらに詳しく説明しています。

代替品②マイボトル

おしゃれなマイボトルにお気に入りのコーヒーや紅茶を入れて持ち歩いてみてはいかがでしょうか?
ステンレス素材なら、保温・保冷にも優れているし、軽くて持ち運びにも困りません。
こちらの記事で、おすすめのマイボトルをご紹介しています。

代替品③竹製の歯ブラシ

プラスチック製歯ブラシは、なんと世界中で毎年約35億本も消費されているのだとか!
そこで提案したいのは竹製の歯ブラシ。
竹は成長速度が早い上に、他の植物に比べてCO2を多く吸収する特徴からサステイナブルな素材として注目されています。
こちらの歯ブラシは本体が竹製、ブラシ部分はBPAフリーのナイロン素材。
スタイリッシュで生活に馴染みやすいデザインなのでおすすめです。

代替品④ミツロウラップ

ミツロウラップは、100%自然素材でできた、地球に優しいプラスチックラップの代替品です。
その原料は、ミツバチが作ったオーガニック成分である蜜蝋。
平均使用期間は約1年で、水洗いで繰り返し何度も使えます。
捨てる際もコンポスト可能な自然素材でできているので安心です。
色や柄が豊富でおしゃれなものが多いので、キッチン周りが明るく楽しくなりそう!

代替品⑤月経カップ

女性が使う生理用ナプキンにも、実は給水ポリマーというマイクロプラスチックの発生原因となる物質が使用されています。
そこで近年注目を集めているのが、シリコン製の月経カップ。
一度正しく装着すれば、最大12時間連続して使え、水泳やアウトドアなどの運動もつけたまま楽しめます。
まとめ|プラなし生活、できることから始めよう!
一見難しそうなプラなし生活ですが、代替品を上手に使えば無理なく始めることができますよ。
今の生活からすべてプラスチックをなくすことは難しいかもしれませんが、できる範囲で楽しみながら取り組んでいきましょう!
その小さな積み重ねが、私たちや子供たちが安心して暮らせる明るい未来へ近づく一歩になるはずです。

